胃癌ってどんな病気?

胃がんの主な治療法

胃がんの主な治療法

内視鏡的治療法

 

内視鏡で胃の内側から胃がんを切除する方法です。

 

EMR(endoscopic mucosal resection:内視鏡的粘膜切除術)は、
粘膜内にがんがとどまるIA期で、
直径2cm以下の組織型が分化型で潰瘍のない病巣に適応されます。

 

ESD(endoscopic submucosal dissection:内視鏡的粘膜下層剥離術)は、
粘膜下層で病巣を削り取るので、より広い病巣を一括切除することができます。

 

開腹手術

 

幽門側胃切除術、胃全摘術、噴門側胃切除術、幽門輪温存手術んど、
胃がんを治癒させることが出きる手術法があります。

 

開腹手術をしたときは、胃の切除と共に、
リンパ節郭清(かくせい)を行ないます。

 

腹腔鏡下手術

 

内視鏡的治療法が難しい粘膜内がんや、早期胃がんを中心に
腹腔鏡下手術が急速に発展しています。

 

腹腔鏡下手術は、腹部に5〜12mmの小さな穴を数箇所開け、
腹内を二酸化炭素で膨らませ、
カメラや手術器具を挿入し、モニター画像を見ながら
がんの切除、リンパ節郭清を行ないます。

 

・腹腔鏡下手術のメリット

 

(1) 傷跡が小さく、数箇所で、痛みも少なく、美容上優れている。

 

(2) 手術中の出血量が少ない。

 

(3) 翌日から歩行が可能で、肺炎などの合併症が少ない。

 

(4) 腸蠕動の回復が早く、麻痺性イレウスの発生頻度が少ない。

 

(5) 癒着製イレウスなど、術後の腹腔内癒着が起こりにくい。

 

(6) 早期に食事が摂れる。

 

(7) 回復が早い。術後7日程で退院もできる。

 

・腹腔鏡下手術のデメリット

 

(1) 開腹手術に比べて手術時間が1〜2時かほど長くかかる。

 

(2) 手術には特殊な装置、器材が必要で、手術材料費が高価。

 

(3) 気腹による循環動態の変化、各臓器血流の低下、高二酸化炭素血症による
   血圧上昇、不整脈、皮下気腫など、特有の合併症がある。

 

(4) 術者に高度な技術が必要。

胃がんのその他の治療法

化学療法

 

手術で進行した胃がんを切除した後に、
化学療法を行なうと延命効果があると言われています(術後捕助化学療法)。

 

切除できなかったがん、再発した進行胃がんに対する化学療法の発達により、
予後の延長が明らかになっています。

 

放射線療法

 

放射線療法は、胃悪性リンパ腫で行ないます。

 

通常は、胃がんに対して放射線を照射することはありませんが、
脳や骨、リンパ節などの転移に対し、
その転移部位に放射療法を行うことがあります。

 

免疫療法

 

免疫療法とは、自己免疫力を高め、腫瘍を治療するものです。

 

免疫賦活(ふかつ)剤は、
OK-432(Okamoto-Koshimura432:溶連菌製剤の一つ)や、
PSK(ploysaccharide kureha:クレスチン)、
Ientinan(しいたけから抽出される)があります。

 

 

がんの治療には、この様にさまざまな治療法があります。

 

患者さんの病状や希望などにあわせ、
これらの治療法を組み合わせて行うこともあります。