胃癌ってどんな病気?

胃がんの合併症

胃がんの合併症

胃がんの術後に発症しやすい合併症

 

胃がんの術後に発症しやすい合併症には、以下のようなものがあります。

 

・急性循環不全(術後直後〜術後3日目)
・術後出血(術後直後〜術後2日目)
・無気肺(術後2〜3時間後〜術後3日目)
・膵液漏(すいえきろう/術後1日目〜術後3日目)
・術後せん妄(術後2日目〜術後5日目)
・肺炎(術後3日目〜術後14日目)
・創感染(術後4日目〜術後14日目)
・術後イレウス(麻痺性イレウス/術後3日目〜術後14日目)
・縫合不全(術後4日目〜術後10日目)
・癒着性イレウス(術後1週間後〜術後14日目)
・腹腔内膿瘍(術後5日目〜術後14日目)
・急性胆のう炎(術後5日目〜術後14日目)
・吻合部通過障害(術後10日後〜)

 

胃がんの術後後期に起こりやすい合併症

 

胃がんの術後後期に起こりやすい合併症には、以下のようなものがあります。

 

・ダンピング症候群

 

ダンピング症候群は、早期症状と後期(晩期)症状があります。

 

早期症状は、術後14日ごろから起こり、
胃を切除した患者さんのうち10〜20%の患者さんにみられます。

 

・輸入脚症候群

 

ピルロートU法再建の輸入脚に食事内容が流入してうっ滞し、
輸入脚の圧迫による閉塞症状、胆汁性嘔吐が起こります(輸入脚逆流)。

 

輸入脚内の慢性的内容物停滞による細菌叢の異常増殖をきたし、
これによる消化吸収障害が起こります(盲管症候群)。

 

・逆流性食道炎

 

逆流性食道炎は、噴門機能の低下や消失によって、
胃酸や胆汁・膵液などが容易に食道内へ流出することによって起こる症状です。

 

患者さんは胸やけや心窩痛、嚥下障害を訴えます。

 

・貧血

 

鉄は摂取されると胃酸によってイオン化され、上腹部で吸収されます。

 

しかし、胃の切除によって胃酸の分泌が減少すると、
鉄の吸収が悪くなり、鉄欠乏性貧血を起こすことがあります。

 

胃全摘出後は、Castle(キャッスル)内因子の欠乏によって、
ビタミンB12ga殆ど吸収されません。

 

・便通不良

 

胃貯留機能の低下や、リンパ節郭清に伴う神経叢の切除、ダンピング症候群、
牛乳不耐などにより脂肪吸収障害による下痢が起こります。

 

また、癒着による腸蠕動が低下し、便秘になることもあります。