胃癌ってどんな病気?

ダンピング症候群について

ダンピング症候群について

(1) 早期ダンピング症候群

 

早期ダンピング症候群は、
胃の貯留機能が低下していることにより、
高張な食事が急に腸内に流れ込むと
小腸が急速に拡張するため起こります。

 

食事摂取直後から30分以内に生じ、
1〜2時間持続します。

 

早期ダンピング症候群の症状は、
発汗、動悸、頻脈、顔面紅潮、腸蠕動の亢進、腹鳴(ふくめい)、
下痢、悪心、嘔吐などがあります。

 

早期ダンピング症候群の対処療法としては、
食後20〜30分の安静臥床、水分摂取を控えること、
少量ずつ頻回に食べ物を食べることなど、
食事の摂取方法に注意することです。

 

(2) 後期(晩期)ダンピング症候群

 

後期(晩期)ダンピング症候群は、
胃の貯留機能が低下することにより、
食べ物が十二指腸や空腸に排出されることが原因になります。

 

急速に大量の糖が吸収されるために起こる症状で、
一過性の高血糖に反応してインスリンが過剰分泌され、
これに拮抗するグルカゴンの分泌が間に合わず、
低血糖症状を起こします。

 

後期(晩期)ダンピング症候群の症状としては、
全身脱力感、心悸亢進、手指の振戦(しんせん)、めまい、冷や汗などがあります。

 

後期(晩期)ダンピング症候群の対処療法としては、
一回の食事摂取量を少量にし、摂取回数を増やすこと、
糖質を減らし、高タンパク、高脂肪、低炭水化物のものを
摂取するようにして、一過性の高血糖を抑制すること、
低血糖の予防のため、糖質・炭水化物の間食を摂るなどがあります。

 

また、低血糖症状が現れている場合は、
糖類を摂取するようにします。