胃癌ってどんな病気?

胃癌ってどんな病気?

胃癌ってどんな病気?

胃がんとは、胃の粘膜上皮細胞から発生する悪性腫瘍です。

 

胃がんの罹患者の男女比は2:1で、60歳代後半が好発年齢です。

 

原因は不明ですが、欧米に比べて日本は多く、
食生活を中心とした生活環境や喫煙、
憎悪因子としてヘリコバクター・ピロリ(H.Pylori)感染などが
誘因の一つとして考えられています。

 

胃の各部位の役割や機能を知り、
手術による切除部分の機能喪失に伴うからだの変化や、
栄養状態、食生活など生活への影響を考える手がかりとしていきましょう。

胃(stomach)は、食道から続いて上腹部の中央に位置します。

 

そして、噴門(ふんもん)、胃底部、胃体部、幽門部、幽門に区分できます。

 

胃底部から胃体部の粘膜は幽門部よりも厚く、
縦走(じゅうそう)する粘膜壁に富んでいます。

 

胃の容量は、成人で1.2〜1.4Lです。

 

噴門

 

噴門は食道から胃の以降部にある輪状の筋肉で、
内容物の食道への逆流を防ぐ機能があります。

 

胃底部

 

胃の上部を胃底部と呼ぶのは、仰臥位になったとき、
胃の最も低い部位になるためです。

 

幽門部

 

幽門部は、幽門前庭部(幽門洞)と幽門管に分けられます。

 

幽門(幽門輪)は、胃と十二指腸の連結部にあり、
幽門輪の開閉によって胃から十二指腸への食べ物の送り出しを調整しています。

胃の働き

胃の働きは、食べ物の貯蔵、粥状化(じゅくじょうか)、十二指腸への移送です。

 

食べ物はその後、小腸で消化・吸収されますが、
食べ物は胃底部(仰臥位のとき)に貯蔵され、
食べ物を蓄えるために胃は弛緩し、拡張します。

 

食べ物は、胃体部で起こる伝播性の蠕動運動により胃液と混和し、粉砕されます。
そして、食べ物の固さや温度、塩分濃度を調整し、
腸から吸収されやすい状態にします。

 

胃の蠕動運動は、副交感神経(迷走神経)によって促進され、
交感神経によって抑制されます。

胃液の成分

胃液の主成分はペプシン、塩酸、粘液で、無色透明です。

 

無臭・弱酸性(pH1〜2)で、一日に1〜2L分泌されます。

 

ペプシン

 

ペプシンは、胃腺(いせん)の主細胞からペプシノゲンが分泌され、
壁(へき)細胞から分泌された塩酸によって活性化されたものです。

 

塩酸には、胃内に入った細菌を殺す防御作用があります。